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隔たり

純白の畑の向こう
黄昏が薫る砂丘から
いつもあなたは現れる
誘いたくなる隔たりで
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by betorium | 2005-06-28 00:41 |
降雨

自らは発光せずきらきらと跳ね返すばかり
色鮮やかに
降雨の幕に
水晶主義者的風景が貼り付いている
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by betorium | 2005-06-24 17:10 |

久しぶりに米を炊いた、ごとごと
ちょっと失敗、芯が残っていて、でもアルデンテ
駅前のスーパーマーケットは改装中だった
眼鏡のレンズが米粒みたいに縮んでいたから
そんなことにも全然気が付かなかった
八百屋のキャベツが安かったから
この蒸し暑さの中、鍋にします、鍋に
白菜ではなくキャベツの
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by betorium | 2005-06-22 00:03 |
土踏まず

ぼくは 土踏まずに 力を 込めた
歩く たびに 足の 裏の 皮が 捩れた
だから そおっと 土の 上を 泳がせたら
土が 捩れる のだった、泣く ように
ぼくの 影さえも その 皮が 厚い
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by betorium | 2005-06-19 22:45 |
水瓶

水瓶のめだかのような跳ね滴
山椒色の雨が降る
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by betorium | 2005-06-17 19:51 |
窒息

ぱちりと黒石が打ち込まれてその周縁
白石が寄り添って窒息
回転扉に閉じ込められた空気みたいに
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by betorium | 2005-06-14 00:44 |
永遠

チクとタクのハザマにしみいってあくびしたい
ちいさな光の粒粒を眺めていたい
これが微少な希望
やっと永遠とよべるもの
そうして背中にまわりこむ
わたしの子供に逢うのです
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by betorium | 2005-06-13 23:01 |
便り

野菜ジュースの空き缶が
ずらりとならぶ
ふるさとからの便りと共に
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by betorium | 2005-06-09 01:30 |
散歩

そんなに不思議がったって
闇夜の前で立ちすくむ
こんな気持ちになったって
伝えることも面倒だ
カカトについた小さなホコリ
臆病なそれはそれとして
だいじなものほどしまいこみ
そのままいつか忘れてしまう
だから臆病なそれはそれとして
忘れぬようにこのツラに下げ
ちょっと遠くへ散歩にでかける
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by betorium | 2005-06-08 23:59 |
はじまる

傘に朝にそのさきっぽに陽がさして
小さく強くはねかえす水玉表面の張り切り具合
洗いざらしの今日がはじまる


huyuhiさん
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by betorium | 2005-06-04 23:43 |